私はこれまで3回の転職をしています。
もちろん、転職の度に書類選考から行うわけですが、一般的に書類選考の通過率は20%前後と言われています。
ですが、私の場合は80%程度の書類選考通過率を誇っています。
私のような高卒でも、職務経歴書が上手く書けて入れば書類選考の通過率を大きくあげる事ができるので、これまでの経験から職務経歴書の書き方のコツをご紹介します。
- 高卒だから書類選考が通過できなくて悩んでいる。
- 職務経歴書の書き方がわからない。
- 他の応募者よりも良い職務経歴書を書きたい。
- キャリアアップのために現職よりも良い企業に就職したい。
そんな方々のお役に立てる内容になっていると思います。
ちなみに、3度目の転職では前職から200万円以上の年収アップに成功しています。
職務経歴書とは
私は初めての転職をするまで、職務経歴書という物の存在すら知りませんでした。
転職エージェントの方に、履歴書と職務経歴書を作成してくださいと言われて「??」という感じで、自分なりにめちゃくちゃ調べて作りました。
私と同じように職務経歴書が良く分からないという方のために、職務経歴書とは何か、同時に提出が必要な履歴書との違いをまとめるとこんな感じです。
- 職務経歴書とは、これまでの仕事経験をまとめてアピールするための書類。
- 履歴書と違って「どんな仕事をしてきたか」「どんな成果を出したか」を詳しく書く。
- 書き方次第で、たとえ学歴が高くなくても「この人、すごそう」と思わせることができる武器になります。
履歴書 | 職務経歴書 | |
内容 | 名前、住所、学歴、資格など | 仕事経験・スキル・成果など |
目的 | 基本情報を伝える | 仕事の実力を伝える |
書き方 | ほぼ定型フォーマット(項目名や順番の違いは多少あるが基本同じ内容) | 自由フォーマット(A4で1~2枚が目安) |
高卒でも大手企業へ転職し年収アップできた理由
高卒だけど転職して200万円アップした話しでも触れていますが、この職務経歴書の出来が良かった事が大きく関係していると思っています。
というか、企業側からオファーを受けての転職だったので、それ以外の要因は無いと思います。(もちろん単純に欲しい人材と私の職歴が一致していただけという可能性もありますが、少なくとも職務経歴書が上手く書けないような人材を大手企業が欲しがるとは思えないので)
しかも年収を200万円も上乗せしてですよ。
私なりに、なぜそこまで年収アップに繋がったのかを考えてみました。
- 派遣社員から正社員への転職だった。
- 給料水準の高い大企業への転職だった。
- 職務経歴書で「ポテンシャル」「成長意欲」を徹底アピールした。
上2つは自分で選択可能(大企業+正社員の求人に応募すれば良い)ですが、3番目は自分でアピールした内容が相手に上手く伝わる、伝わるようにする事が重要です。
そもそもの大前提として、年収アップ以前にその企業に内定が貰えるかどうかに直結してくるので、職務経歴書の書き方がどれだけ重要か分かってもらえるでしょう。
高卒転職における職務経歴書の重要性
高卒の場合、よほど良い資格やスキルセットでも持っていない限りは、大卒と比較するとどうしても見劣りしてしまいます。
なので、高卒で転職を考えている方は大卒以上の学歴を持つ応募者とこの職務経歴書で勝負する必要がでてきます。
もちろん履歴書の書き方も重要で、履歴書でも上手く自分をアピールして職務経歴書とセットで「こいつは使えそう!」と思わせることで相乗効果を生みます。
職務経歴書の書き方が上手ければ、それだけでかなりのメリットがあるという事です。
- 高卒で20代前半での転職であれば、「育てる価値あり」と思わせる事ができる。
- 学歴が劣っていても、実務経験・スキル・意欲でカバーできる。
- 特に未経験転職では「この人なら伸びる」と思わせる職務経歴書が必須。
年収200万円アップに繋がった職務経歴書の書き方
ほとんどの人は、職務経歴書にこれまでの業務内容だけを羅列している人ばかりです。
もちろんそれが悪いという事ではなく、これまでの具体的な業務内容が分かれば書類としては問題ないです。
ただ、それだけだと他の応募者との差別化ができないので、実際に私が職務経歴書を作成時に意識したポイントをまとめます。
- これまでの経験を「数字」で表現する。
- 単なる業務内容ではなく「できること」「学んだこと」もしっかり記載する。
- 未経験分野なら「勉強していること」も積極的に書く。
- 志望動機に「キャリアアップへの意欲」をできるだけ具体的に記載する。
特に最後の「キャリアアップへの意欲」は入社した後にどうなりたいかという未来についての内容なので、やる気や本気度をアピールする事ができます。
職務経歴書を書くときの注意点・よくある失敗
これまでお伝えした事のまとめと、よくある失敗例を掲載しておくので、自分の職務経歴書がこのような内容になっていないか注意しながら作成してください。
- 「職務内容の羅列」だけになってしまう(成果・意欲を書かないと弱い)
- 文章が長すぎる・伝わりにくい(読みやすさ重視でシンプルに。箇条書きにするなど工夫する)
- 未経験だからといって過剰に自信なさげに書く(前向きさを出す)
書類選考通過率を高めるためにやるべきこと
これまでお伝えした職務経歴書の書き方を意識して作成すれば、かなり出来の良い職務経歴書になっていると思います。
さらに提出前にもう一押しできる事をまとめておくのでこちらも参考にどうぞ。
面倒くさいと思うかもしれませんが、一度作ってしまえばある程度は他の企業へも流用できるので、最初はとにかく丁寧に時間をかけて作っておく必要があります。
- 企業ごとに職務経歴書の内容を微調整。
- 履歴書に記載している内容と齟齬が無いか。
- 転職エージェントを活用して職務経歴書をブラッシュアップ。
転職エージェントを活用してブラッシュアップするのは、その企業の過去に応募して合格した方の情報を多数持っていると思われるためです。
応募企業の採用担当者とも面識があるので、好みの内容に添削してもらえばより書類選考の通過率を上げられます。
ただし、エージェントに内容を添削してもらえるのは、そのエージェントを通じて応募した企業だけになるので、おすすめの方法として、まず最初は転職エージェントに登録し企業を紹介してもらう。
その企業向けに職務経歴書を作成し、エージェントに全体を確認・添削してもらうという方法です。
先ほども言ったように、職務経歴書はある程度は流用可能なので、最初にプロに確認してもらって良いものを作ってしまうという事です。
これが一番楽で、不安が少ない方法です。
まとめ:武器になる職務経歴書を作ろう
人員不足で売り手市場の今、高卒という学歴でも募集している企業はたくさんあります。
職務経歴書の書き方で他の応募者と差をつけて、キャリアアップ、給料アップを目指してください。
高卒でも年収500万円、600万円くらいは間違いなく目指せる時代なので、少しでも転職を考えているなら先に行動したもの勝ちですよ。
- 高卒・未経験でも職務経歴書の質で勝負できる
- 数字、成果、意欲を入れたら必ず差がつく
- 書類はただの通過点。自信を持って一歩踏み出してほしい!
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